2025年5月、東京スカイツリー付近で撮影された「無許可ドローン映像」がSNSで大きな話題となっています。
SNSで動画を見た人からは
「一体誰がこんなことを?」
「何のために?」
「違法ではないの?」
という声が上がっています。
本記事では、東京スカイツリー動画の撮影者の正体から、炎上理由、国内と海外での反応の違いなどを紹介します。
撮影者はJoel Elman(ジョエル・エルマン)!アメリカ人FPVドローンパイロット

スカイツリーを無許可ドローン撮影したのは、アメリカ出身の映像クリエイター、Joel Elman(ジョエル・エルマン)さんです。
では、この騒動で注目を集めたJoel Elmanさんが一体どのような人物なのか紹介していきます。
プロフィールと驚異のドローン技術
Joel Elmanさんは、アメリカを拠点に活動するプロの映像クリエイターです。
特にFPVドローンの高度な操縦技術で知られています。
ゴーグルを装着し、ドローンからの映像をリアルタイムで見ながら操縦する機種。
鳥のような視点でダイナミックな映像が撮れますが、高度な技術が必要
項目 | 詳細 |
---|---|
名前 | Joel Elman(ジョエル・エルマン) |
国籍 | アメリカ合衆国 |
職業 | 映像クリエイター/FPVドローンパイロット |
活動拠点 | ロサンゼルスを中心に世界各地 |
使用機材 | FPVドローン、DJI Mavicシリーズなど |
SNS | Instagram(@joel)、YouTubeなど |

世界が称賛する映像作品
ジョエル・エルマンさんは、その卓越したFPVドローン技術で、ニューヨーク、ドバイ、バルセロナなど世界の名所を斬新なアングルから撮影しています。
都市の新たな魅力を引き出す映像は国際的に高く評価され、企業のプロモーション映像や映画制作にも参加しています。
彼のSNSには、息をのむような美しい映像が多数投稿されています。

すごい映像じゃん!!
炎上してるだけど何が問題だったの?
なぜ大炎上?スカイツリー無許可撮影の問題点
世界で活躍するジョエル・エルマンさんが、なぜこれほどまでに批判を浴びることになったのでしょうか。
ポイントは、日本でのドローン規制が守られていない点・相次ぐ外国人の迷惑行為にあると考えられます。
問題となっているスカイツリー無許可撮影の映像内容
ジョエル・エルマンさんのInstagramには、東京スカイツリーの頂上(高さ634m)付近から下へ飛行し、タワーすれすれを急降下・回転するといったドローン映像収められていました。
映像の美しさとは裏腹に、危険な撮影手法と法律違反の疑いが大きな問題となっています。
炎上ポイント1:航空法違反の疑いが濃厚
日本のドローン規制(航空法)に照らし合わせると、今回の撮影には複数の違反の疑いがあります。
疑われるポイント | 詳細と日本のルール |
---|---|
① 人口密集地上空の飛行 | スカイツリー周辺(東京都墨田区)は「人口集中地区(DID)」であり、原則ドローン飛行禁止 |
② 150m以上の高度飛行 | 日本では地表または水面から150m以上の空域でのドローン飛行は原則禁止。 *スカイツリーの高さ(634m) |
③ 無許可での飛行 | 上記のような禁止空域での飛行や危険な飛行方法には国土交通大臣の許可・承認が必須 |
ジョエル・エルマンさんは、「建築美を探求したかった」と撮影動機を語ったとされますが、許可の有無には言及を避けているようです。
炎上ポイント2:昨今の外国人インフルエンサーの迷惑行為
ジョエル・エルマンさんに限らず、近年では訪日外国人インフルエンサーによる迷惑行為がたびたび問題になっています。
例えば、観光地でのマナー違反や、電車内で大音量の音楽を流しながらバックフリップをするなどの行動で話題となった「Sigma Boy」ことサイモン・ボート(Simon Both)さんのように、日本の公共マナーを無視した行為が非難を集めています。
こうした迷惑行為が繰り返されることで、外国人全体への視線がより厳しくなる傾向も見られます。
ジョエル・エルマンさんの行為も、このような状況下で「またか・・・」という感情とともに、より強い反感を買ってしまったようです。
ネットの反応は?「芸術か違法か」国内外から様々な声
この前代未聞のスカイツリー無許可ドローン撮影に対し、インターネット上では様々な意見が飛び交い、まさに「賛否両論」どころではない、厳しい意見が多数を占める状況となっています。
日本国内からは厳しい批判が殺到
スカイツリーという日本の象徴的な建造物で、このような危険かつ違法性の高い行為が行われたことに対し、日本国内のSNSユーザーやニュースのコメント欄では、怒りや不安、そして強い批判の声が圧倒的多数を占めています。
- 「どんなに素晴らしい映像が撮れたとしても、法律を破っていいわけがない。言語道断だ」
- 「もしドローンがスカイツリーに衝突したり、下にいる人たちの上に墜落したりしたらどうするつもりだったんだ。考えただけでもゾッとする」
- 「日本の法律や安全ルールを完全に無視した行為。厳罰に処すべき!」
- 「これはもうアートではなく、テロ行為と誤解されても仕方がないレベルの危険な行為だ」
- 「横田基地を上空から撮ってみたらどうだ?(皮肉)」
といった、安全管理の欠如や法遵守の精神の無さに対する、極めて厳しい意見が目立っています。
対して、ごく少数ではありますが映像そのものが持つ技術的な側面や芸術性を評価する声、ドローンの規制のあり方について改めて考えるべきだという問題提起の声も見受けられます。
- 「映像自体は、確かに今まで誰も見たことがないような迫力と美しさがある。技術は本当にすごい」
- 「危険なのは百も承知だが、こういう常識を打ち破るようなクリエイティブな挑戦が、新しい表現を生み出すこともあるのかもしれない」
- 「日本のドローン規制は国際的に見ても厳しいという話も聞く。今回の件は、規制のあり方や、海外クリエイターへの周知方法について議論する良い機会なのでは?」
- 「規制緩和すべき!ドローン規制が厳しすぎたため、他国より技術進歩が遅れてしまった。」
しかし、これらの声も、多くは「ただし、法を犯して良いということではない」「安全が確保されるべき」といった前提条件付きのもの。
国内外を問わずジョエル・エルマンさんの安全や法遵守を軽視する行為に対し、全面的に肯定するものはほとんど見られませんでした。
まとめ
東京スカイツリーの無許可ドローン撮影を行ったのはアメリカ人FPVドローンパイロットの「Joel Elman(ジョエル・エルマン)さん」でした。
彼の映像作品は世界中で高く評価され、芸術性や技術力には目を見張るものがあります。
しかし、日本国内の法規制や公共の安全を軽視してよい理由にはなりません。
訪日外国人が増加している今、「公共のルールをどう伝えていくか」考えていく必要があるのかもしれませんね。
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