食料や水、トイレ用品を「最低3日分、できれば1週間分」備えるよう求める発言が、FNNのニュースで報じられました。
備えようと思っても、「何から買えばいい?」「家族の3日分はどれくらい?」と迷う人もいるのではないでしょうか。
この記事では、まず必要な備蓄と、追加しておくと便利なものを分けて紹介します。公的な目安をもとに、人数別の必要量と商品選びのポイントをまとめました。
3日分の備蓄でまず必要なものは?

まずそろえたいのは、水・食料・携帯トイレです。3日分の量は、次の表を目安にしてください。
| 人数 | 水 | 食料 | 携帯トイレ |
|---|---|---|---|
| 1人 | 9L | 9食分 | 15回分 |
| 2人 | 18L | 18食分 | 30回分 |
| 3人 | 27L | 27食分 | 45回分 |
| 4人 | 36L | 36食分 | 60回分 |
※水は飲料・調理用として1人1日3L、食料は1日3食、トイレは1日5回で計算。生活用水は別に必要です。食事量やトイレの回数には個人差があります。
水・食品の備蓄は農林水産省の案内、トイレの回数は所沢市の案内を参考にしています。
水は1人3日分で9Lが目安
1人分なら、2Lのペットボトル5本で10Lになります。家にある水も数え、不足分を買い足しましょう。
買い替えの手間を減らしたいなら、長期保存水が候補です。
5年の賞味期間があるものを選べば買い替え頻度をかなり減らすことができます。
もしくは普段飲んでいる水を、期限に合わせて入れ替える方法でも備えられます。
長期保存水を買う場合も、届いた商品の賞味期限を確認してください。
長期保存水と普通の水の違いは何?開封後はどれぐらい持つ?
長期保存水と普通の水との大きな違いは、「未開封のまま長く保管できるよう、容器などが工夫されていること」です。
| 普通のミネラルウォーター | 長期保存水 | |
|---|---|---|
| 未開封の賞味期限 | 約2年が一般的 | 5〜10年など、商品による |
| 容器 | 通常のペットボトル | 厚い容器などで、水分の蒸発や外部のにおい移りを抑える |
| 備蓄での使い方 | 普段飲んで買い足す | 入れ替えの手間を減らす |
長期保存水は、保存料で長持ちさせた特別な水というわけではありません。農林水産省の解説
開封後は、長期保存水も早めに飲む必要があります。「5年保存」などは未開封で指定の保存方法を守った場合の期限です。
- 直接口をつけていない場合:ふたを閉めて冷蔵し、一般的には2〜3日を目安に。
- 直接口をつけた場合:その日のうちに飲み切る。
- 停電などで冷蔵できない場合:2〜3日置けるとは考えず、開封後はできるだけ早く使い切る。
商品に個別の指示があれば、そちらを優先してください。
備蓄では、2Lボトルに加えて500mlも用意すると、冷蔵できないときに少量ずつ開けて使いやすくなります。
食料は1人9食分。おかずも組み合わせる
3日分は、朝・昼・夕の9食分です。
ご飯だけを9個ではなく、主食とおかずを組み合わせて用意しましょう。
ご飯やパンに加え、肉・魚・豆の缶詰、レトルトのおかずなどを選びます。
水や加熱が必要なものだけでなく、開けてそのまま食べられるものも入れておくと便利です。
まとめて選びたい人には「尾西の長期保存食セット3日分」も候補になります。ご飯類、パン、クッキー、水などが入ったセットです。
ただし、付属の水は500ml×4本の計2L。
1人3日分の目安9Lに対して7L足りないため、水は別に補いましょう。
セット名だけで判断せず、食品の種類や量、アレルギー表示も確認してください。
携帯トイレは1人15回分を目安に
食料や水と一緒に、断水時に使う携帯トイレも備えておきましょう。
1日5回で計算すると、1人3日分は15回です。
「BOS非常用臭わないトイレセット」には、15回分・30回分・50回分・100回分などがあります。
凝固剤と汚物袋、防臭袋がセットになっているかも確認すると選びやすくなります。
例えば4人で3日分なら60回が目安なので、50回分1箱では足りません。15回分を4箱にするなど、人数に合わせて選んでください。
このほか、常用薬、乳児用ミルク、おむつ、アレルギー対応食など、家族に欠かせないものは別に準備しましょう。
備蓄に追加しておくと便利なもの

水・食料・トイレに加え、明かりや充電、衛生用品も確認しましょう。特にスマホ用充電用品は、情報収集や停電時の重要な備えです。
| 用品 | 役立つ場面 | 選び方・商品例 |
|---|---|---|
| LEDライト・予備電池 | 停電中に室内を照らす | 家にある電池で使えるものを選ぶ |
| モバイルバッテリー | スマートフォンの充電 | 手持ちの端末・ケーブルに合うか確認 |
| からだ拭きシート・歯みがきシート | 水を使いにくいときの衛生管理 | 家族が使い慣れたものを選ぶ |
| お菓子・補助食 | 食事の合間のエネルギー補給 | 食べ慣れたものや長期保存できるもの |
ライトは、パナソニックの「電池がどれでもライト」がおすすめ。
単1形〜単4形の電池のいずれか1本で使えるシリーズです。
補助食には、井村屋の「えいようかん」も候補です。5本入りで、賞味期間は5年6か月。
普段の食事に追加するものとして考えてください。
温かい食事を用意したい場合は、カセットコンロと対応ボンベも選択肢です。
備蓄を無駄なくそろえるポイント

一度にすべて買うより、家にあるものを確認し、足りない分からそろえると無駄を減らせます。
- 水・食品・日用品の在庫を数える
- 賞味期限と保存場所を確認する
- 食品に必要な水や加熱方法、電池・ケーブルの種類を確かめる
- 通販では内容量・送料・在庫・購入制限を確認する
普段の食品を少し多めに買い、古いものから食べて補充する「ローリングストック」も取り入れられます。
また、自宅で使う備蓄と、避難するときの持ち出し袋は別に考えましょう。
重い水や食品を、すべて持ち歩く必要はありません。
公的な案内では、最低3日分、できれば1週間分が目安です。
まず3日分を確認し、家族や住まいの状況に合わせて増やしていきましょう。
まとめ

3日分の備蓄は、水・食料・携帯トイレを人数に合わせてそろえることが基本です。
- 1人3日分の目安は、水9L・食料9食分・携帯トイレ15回分。生活用水は別に必要
- 食料はご飯だけでなく、おかずやそのまま食べられるものも組み合わせる
- 薬・ミルクなど家族の必需品に加え、ライト・充電用品・衛生用品も確認
- 家の在庫と期限を調べ、不足分を買い足す。
- 場所が確保できるなら普段の食品を少し多めに買い、古いものから食べて補充する「ローリングストック」もあり
まず3日分を確保し、できれば1週間分へ。特別な防災用品だけでそろえる必要はありません。
普段使うものも活用して、無理なく備えを続けていきましょう。


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